どーも、縮毛専門のシャンプーソムリエいばらです。
さて、みなさんは自分のくせ毛を活かせると思いますか?
ほとんどの人が自分のくせ毛はチリチリだから活かせないと思っているのではないでしょうか。
かつてわたしもそうでした。
しかし今では、くせ毛活かしたヘアスタイルで過ごしています。
ではなぜ、わたしがくせ毛活かせるようになったのか。
それは、”縮毛”にとって正しいヘアケアを実践しているからです。
今回は、”縮毛”を活かすために知っておくべきことをお話しします。
縮毛とくせ毛は違う
このブログでも縮毛も含めた全てのくせ毛を総称してくせ毛という言葉を使っていますが、実際縮毛とくせ毛は全く別物です。
日本にある、あらゆるくせ毛用ヘアアイテムの“くせ毛用”に縮毛は含まれていません。
例えば、あなたにとって大したくせ毛じゃない人が、「わたしもくせ毛なのー」って言ってくることありますよね?
で、心の中で(そんなの全然くせ毛じゃねーし、よくわたしの前で言えたな)と思ったことあると思うのですが、
…いやいや、それがくせ毛なんですよ!
世間一般的には、わたしたちから見たら全然くせ毛じゃねーしってやつがくせ毛です。
間違ってるのは我々の方で、我々はくせ毛の域を超えた規格外のくせ毛、縮毛なのです。
そう、あなたが自分のくせ毛を活かせないのは、自分の髪をみんなと同じくせ毛だと思い込み、一般的なくせ毛の人向けのヘアケアを参考にしているからです。
くせ毛と縮毛の違い
例えば、芸能人でいうと大泉洋さんのくせ毛と東野幸治さんのくせ毛を想像してみてください。
わたしが思うに、大泉洋さんはくせ毛で、東野幸治さんは縮毛と言っていいと思います。
この二人の違いは、髪に水分を保湿する能力があるかないかです。
大泉洋さんは、癖は強いですが質感は悪くないですよね。
一方、東野幸治さんは癖も強く質感もチリチリしています。
つまり、大泉洋さんの髪は癖はあるけれども、水分を保湿する機能は生きている髪、東野幸治さんの髪は水分を保湿する機能を失っている髪です。
この二人が同じ一般的なくせ毛用のヘアケアをした場合、大泉洋さんの髪は水分の保湿を自力でできるため、テレビで見るようなあのくるくるヘアが完成しますが、東野幸治さんは自力で水分の保湿ができない髪なので、チリチリのまま変わりません。
つまり、東野幸治さんの髪は大泉洋さん以上に、ヘアケアで水分の保湿をしっかりしてあげなければ、くせ毛を活かすことはできないのです。
縮毛の髪の状態
それでは、縮毛はなぜ自力で水分を保湿することができないのでしょうか。
それは、髪の毛が生えてくる過程で水分の保湿に必要なキューティクルやタンパク質が損傷してしまっているからです。
通常髪の毛は以下のような構造になっており、キューティクルが内部組織を守っています。

しかし縮毛の場合、毛根が曲がっているなどの影響により垂直に髪が伸びていかないため、内部で圧迫されたり擦れたりして、キューティクルが剥がれます。
そうなると剥き出しになったコルテックスも損傷し水分が流出してしまうので、髪が生えてきたときには既に乾燥してチリチリになってしまっているのです。
いわゆるひどいダメージ毛であり、「縮毛=強い癖×強いダメージ」です。
先ほどの例でいうと、大泉洋さんは強い癖のみなので一般的なヘアケアでくせ毛を活かせますが、我々の場合、このダメージによる乾燥毛を改善しない限り、本来持っている癖も綺麗に出てこないため、まずはこのダメージ毛を攻略する必要があるのです。
ではどのようにヘアケアすれば縮毛は活かせるのでしょうか。
縮毛の活かし方
それは、健康的な髪の毛と同じ状態をヘアケアで作り出すことです。
自力で保湿ができないなら、ヘアケアアイテムに頼るしかありません。
さて、具体的な活かし方についてはまた別の記事でお話しします。