【シャンプーソムリエ監修】絶対に失敗しないシャンプーの選び方

シャンプー

どーも、縮毛専門シャンプーソムリエいばらです。

みなさん、シャンプーを選ぶ時、何を基準にしていますでしょうか。

成分表を見ても、呪文のようなカタカナが羅列されていてなんのことだかわからないですよね。

こちらの記事でシャンプーを選ぶ時に注意するべきことを解説しましたが、実際にどのようにシャンプーを選べばいいのかを分かりやすく解説します。

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シャンプーを選ぶ時に見るべきポイント

①界面活性剤(洗浄成分)

シャンプーは洗浄成分として使われている界面活性剤が全てであり、いくらコンディショニング剤が豊富に含まれていても刺激の強い界面活性剤が上位配合されていれば、それは髪の表面を綺麗にしてごまかしているに過ぎません。

ですので、シャンプーを選ぶ時は、難しいことを考えずに上位に配合されている界面活性剤だけを見ればOKです。

特にダメージや乾燥の強い方がシャンプーを選ぶ際には、低刺激かつ毛髪内の保水性をあげる効果のある、アミノ酸性の界面活性剤が主剤※として使われているシャンプーを選びましょう。

(※主剤=そのシャンプーに一番多く使われている界面活性剤)

※アミノ酸系の界面活性剤よりも更に保湿力の高いPPT系と呼ばれる界面活性剤がありますが、洗浄力が弱すぎるため、PPT系の界面活性剤が主剤のシャンプーはお薦めしていません。(上位配合なら◎)

シャンプーの成分のカンタンな見方

STEP1:1番多く使われている界面活性剤がアミノ酸系の界面活性剤であるか確認。

■シャンプーによく使用されるアミノ酸系界面活性剤

ラウロイルメチルアラニンNa、ココイルグルタミン酸TEA、ラウロイルアスパラギン酸Na、ココイルリンゴアミノ酸Na、ラウロイルサルコシンTEA←要注意!

ラウロイルサルコシンTEAは正真正銘アミノ酸系の界面活性剤ですが、硫酸系と同等の洗浄力があり、粘膜への刺激性やアレルギー性などがある旧指定成分です。

市販のアミノ酸系のシャンプーによく使用されています。

STEP2:その他、上位に配合されている界面活性剤が低刺激なものであるか確認。

※特に要注意な界面活性剤※

ラウレス硫酸Na、スルホコハク酸ラウレス2Na、オレフィン(C14-16)スルホン酸Na、アルキル(C14-18)スルホン酸Na

上記シャンプーによく使われる界面活性剤ですが全て石油由来のもので洗浄力が強く頭髪を乾燥させる恐れがあります。

石油系のものが全て悪いわけではないですが、シャンプーの洗浄成分として使われるものにおいては選ばないのが無難です。

「硫酸」「アルキル」「スルホン酸」「スルホコハク酸」とつくものは避けると覚えておきましょう。

※更に低刺激性を求める方は、酸性石鹸系の界面活性剤も気をつけましょう。

ラウレス-(数字※)カルボン酸Na

(※数字の数が少ないほど、皮膚残留性がある)

②価格

最近はドラッグストアでもサロン級と謳われているシャンプーが購入できるようになりました。

しかも、使われている成分はどちらもあまり変わらないように見えるのにドラッグストアで売られている市販のシャンプーは比較的安く買えますよね?

それが何故なのかというと、成分の濃度が違うからです。

市販のシャンプーは成分の濃度を薄めているので、サロン系シャンプーより安く提供できます。

成分が似ているからと言って、市販のシャンプーがサロン系シャンプーと同等の効果があるかのように言われることが多々ありますが、、そんな訳ありません!!

安いのには安いなりの理由があります。

ドラッグストアの価格帯のシャンプーでも「頭皮に対して低刺激」は実現できますが、「毛髪内の保水性を上げる」髪内部からのヘアケアまでは期待できません。

アミノ酸系シャンプーとして信頼できる価格帯

大方、アミノ酸系シャンプーとしての保湿効果が期待できる価格帯は1ml 7円(容量÷価格)以上のものとされています。

※ダメージや乾燥が強い方、縮毛の方は1ml 11円以上(著者検証)

つまり、それ以下の価格のアミノ酸系シャンプーは、“なんちゃってアミノ酸系シャンプー”である可能性が高いわけです。

ちなみに、ドラッグストアで売られているアミノ酸系シャンプーの平均価格は1ml 3.5円前後です。

ですので、価格と成分を照らし合わせて、その成分に相応しい価格かどうかをチェックしてください。

③悪いレビューを確認

正直、いいレビューは当てにならないのでレビューは悪いものだけ確認しましょう。

特に、「泡立たない」「軋む」などは要チェック項目です。

更に、テクスチャーに関して触れているものがないか探してみてください。

テクスチャーがサラサラした水っぽいものは、“泡持ち”が悪い可能性が高く、髪を洗っているうちに泡が無くなるため、追いプッシュしなければならずコスパが悪い、更に摩擦で髪が痛む恐れもあり軋みやすいです。

髪が濡れているときはキューティクルが開いているため最も髪が傷みやすい状態です。

つまり、洗髪時におけるシャンプーの”泡”は髪をダメージさせないために重要なファクターです。

その他肌の弱い人は痒みやフケなどのレビューがないかも見ておきましょう。

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④その他チェック項目

水溶性原料

「〜エキス」「〜液」「〜水」と記載されている成分はシャワーの水で流れてしまい毛髪へ影響しません。

パッケージに「〇〇エキス配合!」などキャッチフレーズが付いていることがありますが、一滴でも入っていれば嘘にならないため、それを言いたいがために少量入れていると言っても過言ではありません。

ポリクオタニウム-10

シリコンの代用として使われるカチオン界面活性剤です。

髪の滑りを良くする作用がありシリコンと残留性は変わりません。

入りすぎていても良くないため、シャンプーに配合される量は0.4%前後推奨の成分です。

そのため、これより後に記載されている成分は極めて少ない配合量である可能性が高いです。

パッケージに「〇〇成分配合!」と記載されていた場合にどの程度入ってるのか予測するための指標にしてみてください。

※シャンプーは全成分表示義務が定められており、配合量の多い順にボトルに記載されています。(薬用シャンプーを除く)

シリコン

シリコン自体は全く危険ではなく、むしろ安全性の高い成分であり、シャワーの水で流れるように設計されています。

ただし、これだけノンシリコンが叫ばれている中、未だ存在するシリコン入りのシャンプーは、ポリクオタニウム-10などプラスして配合されていることが多く、髪の表面をツルツルにして髪が良くなったように感じさせるシャンプーであるためオススメはできません。

海外のシャンプーには要注意!

日本のシャワーの水は軟水ですが、海外は硬水の地域が多く、韓国、ヨーロッパ、アメリカなども硬水です。

硬水ではシャンプーが泡立たないため、洗浄力の強いものが多く、シャンプーに含まれる金属を封鎖するキレート剤も日本のシャンプーより多く入っています。

これは多すぎても髪によくありません。

かつ、硬水で毎日髪を洗うと髪がごわつくため、海外では髪を毎日洗う習慣がないことから海外のケア商品は香りがキツイものが多いです。

しかし、香料や精油は毛髪内部とキューティクルの間にあるcmc領域に残留します。

精油は毒性のあるものもありますので要注意成分です。

シャンプーはその地域の環境に応じて作られていますので、日本のメーカーのものを使うことを強くオススメします。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

成分を見ただけでそれが本当にいいシャンプーなのかどうかはわかりません。

ただし、これだけ気をつければ、悪いシャンプーに当たることはほぼ避けれると思います。

自分で探すのめんどくせーって方はわたしがおすすめしているシャンプーについてはこちらの記事でお話ししてますのでチェックしてみてください。

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