【シャンプーソムリエ監修】くせ毛を活かすためにシャンプーが重要な理由

くせ毛の活かし方

どーも、縮毛専門シャンプーソムリエいばらです。

みなさん、我々縮毛がくせ毛を活かすためにはどうすればいいと思いますか?

ムースやジェルを使ったスタイリング?

いえ、その前にくせ毛を活かすためには適切なヘアケアが必要になります。

ではみなさん、ヘアケアといえば何を想像しますか?

おそらく、ヘアケアといえばトリートメントと考える人が多いと思います。

そしてほとんどの人が美容院で行なっているような、洗い流すクリームタイプのトリートメントを想像しているのではないでしょうか。

しかし縮毛のヘアケアにおいては、トリートメントだけでは効果を発揮できません。

それは何故なのでしょうか。

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トリートメントは髪の表面にしか作用しない

みなさんが想像しているトリートメントは、基本的に油分が多いヘアアイテムです。

油は粒子が大きく髪の内側に浸透していかないため、髪の毛の表面に留まって髪の毛の質感をさらさらにしたり艶々にする効果があります。

しかし逆に、水分の保湿に必要な栄養分を髪の毛の内側に運ぶような効果は期待できません。

通常、健康的な髪の毛は、髪の内側に水分を保湿する機能を備えているため、髪の表面のケアだけしておけば髪は綺麗に見せられますが、我々のような縮毛やひどいダメージ毛はキューティクルやその内部にあるコルテックスの損傷により、髪の内側に水分を保湿する機能が十分に働いていないため、まずはその問題を解決しなければ髪にツヤを出すこともできませんし、癖を活かすことなど到底不可能です。

では、くせ毛を活かすためにどのようなヘアケアが必要になるのでしょうか。

ヘアケアの基本はシャンプーから

縮毛がくせ毛を活かすためには、髪に十分な水分を保湿する必要があります。

水分の保湿が十分にできてようやく、乾燥によるチリチリしたくせ毛が抑え込まれ、本来もっているカールが前面に出てきて、くせ毛を活かせる状態になります。

それを叶えるベースとなるのが、保湿力のあるシャンプーです。

ヘアケアにおいて超重要なことなのですが、

水分の多いもののほうが浸透力が高く、油分の多いものの方が保湿力が高いです。

つまり、シャンプーの方がトリートメントよりも水分が多いため、浸透力を発揮して栄養分を髪内部に運ぶ効果が高く、逆にトリートメントはそれを流出させないようにする保湿力が高いのです。

シャンプーは水分を流出させないようにする効果は薄いので、そうなると保湿力のあるシャンプーという言葉に矛盾が生じますが、ここでいう保湿力とは水分を外に逃さないということではなく、水分が外に流出しないようにするための環境を整えてくれるという意味です。

保湿力の高いシャンプーとは

商品によって違いますが、通常シャンプーの成分のおよそ80%はです。

その次に多く配合されているのが、頭皮を洗浄するための界面活性剤で、その他コンディショニング剤、乳化剤、可溶化剤、防腐剤、香料などが含まれています。

保湿力の高いシャンプーにはそれに加え、水分を保湿するために必要な栄養分が入っています。

この栄養分が、シャンプーに含まれている水によって髪の内側に運ばれ、損傷した部分を埋めていくことで、我々が失っている水分の保湿機能を働かせてくれるのです。

もちろんこれは安い市販のシャンプーには含まれていません。

かといって、高いサロン用のシャンプーなら十分に含まれているわけでもなく、いいシャンプーを見つけるには成分表を攻略する必要があります。

シャンプーだけではくせ毛は活かせない

しかし、どんなに保湿力の高いシャンプーを使っても、先ほどもお話しした通り、あくまで保湿力の高いシャンプーは髪の内側に水分を保湿しやすい環境を作るもので、水分を流出させない効果は期待できません。

水分の流出を防ぐためには髪の毛の外側からのヘアケアも必要であり、それができてこそ保湿力の高いシャンプーは効果を発揮します。

つまり縮毛は、髪の内側と外側両方の保湿が十分にできてようやく活かすことができるようになるのです。

というわけで、次回髪の外側からの保湿についてもお話しします。

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