【縮毛専門シャンプーソムリエ監修】くせ毛は治せる?くせ毛の原因と改善方法を解説

縮毛矯正

どーも、縮毛専門シャンプーソムリエいばらです。

ところでみなさん、

自分のくせ毛の原因をご存知でしょうか?

くせ毛になる要因には5つあり、そのどれかひとつにでも該当していればくせ毛になります。

くせ毛の原因を知ることは、正しいヘアケアをするために重要です。

今回はくせ毛の原因5パターンと、どのように改善すればいいかもご教示します。

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シスチン結合のズレ

髪の毛は縦方向へのつながりであるペプチド結合、横方向へのつながりである、シスチン結合、水素結合、塩結合によってつながっています。

その横方向へのつながりのひとつであるシスチン結合が、直毛の人は真っ直ぐの位置で繋がってるのに対し、くせ毛の人はボタンのかけ違いが起きたようにズレて繋がっており、その影響で髪の毛にねじれが生じてくせ毛になります。

シスチン結合は水の影響を受けないため、髪の毛が濡れていてもくせ毛の人はシスチン結合のズレによるくせ毛です。

縮毛矯正はこのシスチン結合のズレを一旦切断して、真っ直ぐの位置に治す施術です。

パーマは逆にこのシスチン結合をわざとズラします。

2種類のタンパク質の並びが不均等

髪の毛の大部分であるコルテックスは、水分を吸収しやすいタンパク質と水分を吸収しにくいタンパク質で構成されています。

この反対の性質を持つ2種類のタンパク質が、直毛の人は均等に分配されていますが、くせ毛の人は不均等です。

つまり、この2種類のタンパク質が均等に並んでいれば水分を吸収する力と吸収しない力が均等に働くので、湿気などの水分を含んでも髪にねじれを生じさせることはほとんどないのですが、不均等な場合、吸収する部分と吸収しない部分に偏りがでてしまうため、髪にねじれが生じます。

雨の日に髪がうねってしまう人はこのタイプのくせ毛です。

水分不足

髪の毛の水分が不足している場合もくせ毛になります。

いわゆる髪が傷んでいる状態で、ぼわっとしたりチリチリしたり、質感が悪くなるような感じのくせ毛です。

髪を濡らせばストレートになるけど乾いたらくせ毛になる場合は水分不足が原因です。

(※ただし、これに該当しない場合でも波状毛系のゆるいくせ毛なら水の重さでストレートになる場合があります。)

髪を濡らせばストレートになるということは、髪に水分がもたらせられればストレートになるということなので、適切なヘアケアをすれば縮毛矯正をしなくても改善できます。

むしろこのタイプはシスチン結合のズレによるくせ毛ではないため、縮毛矯正をかけることは無駄なダメージを与えることになります。

毛穴の形状がいびつ

直毛の人の毛穴は円形ですが、くせ毛の場合は楕円形や三角型、ひょうたん型など、いびつな形をしています。

楕円形なら波状毛程度のゆるいくせ毛で済みますが、この歪みが大きいほど強いくせ毛なります。

一方、毛穴の汚れによって歪になってしまう場合があります。

せっかく直毛の条件を果たして髪が伸びてきても出口である毛穴が汚れていると、その汚れを避けようとしてくせ毛になります。

この場合、シャンプーの洗い残しが原因である場合が多いのでしっかりシャンプーは流すようにしましょう。

先天的に歪な場合は、毛根が曲がっていることが原因のため改善不可能です。

毛根が曲がっている

毛根が曲がっている場合もくせ毛になります。

毛根が曲がっていると髪が垂直に伸びることができず蛇行しながら伸びてくるため、皮膚の内部で圧迫をうけ、水分を保持するために必要なキューティクルやコルテックスも損傷します。

その影響で水分が流出しきったチリチリの髪が生えてきてしまうのです。

エビデンスが見つからないのでわたしの仮説になりますが、毛根の曲がり具合によっては毛球がつぶれてしまうため、そうなるとシスチン結合のズレ、タンパク質の分配、毛穴の形状にも影響が出るものと思われます。

つまり毛根の曲がり具合が癖の強弱を左右するということです。

毛根は先天的な要因ですので改善不可能です。

改善可能なくせ毛 不可能なくせ毛

シスチン結合のズレ縮毛矯正で改善可能
タンパク質の分配シャンプーやミストタイプのトリートメントで改善可能
水分不足総合的なヘアケアで改善可能
毛根改善不可
毛穴の形汚れが原因なら改善可能

直毛はこのすべての条件を満たさなければならず、どれかひとつでも該当すればくせ毛になり、逆に全て該当している人もいます。

頭の中を自分で見ることはできないですが、症状からするにわたしの髪はおそらく全てに該当していると思います。

自分のくせ毛の原因を把握して正しいヘアケアをしていきましょう!

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